前回の記事までで、開業届や保健所への届出、事業計画書の作成といった「法律と数字のハードル」をすべてクリアしました。これで名実ともに、私はコーヒー屋のスタートラインに立ったわけです。
しかし、書類が揃ったからといって、明日から自動的にコーヒーが売れるわけではありません。オンラインでコーヒーを販売するためには豆の手配、パッケージデザイン、オンラインショップの開設、梱包、宣伝など多くのステップがあります。
ここからは、いよいよ「実際にモノを作り、お店を構え、お客様に届ける」という、より実践的でクリエイティブなフェーズへ突入します。前半の5回(手続き)は、正直に言って地味で孤独な作業でした。しかし、ここからの5回(実践)は、自分のこだわりが直接形になる、最高にエキサイティングで、そして最高に頭を悩ませる時間です。
私がゼロから「Your First COFFEE」という形あるブランドにするために向き合った、実践編の5つのステップがこちらです。
豆の仕入れ:信頼できるロースターとの出逢いと「棲み分け」
どんなに素晴らしいコンセプトがあっても、主役であるコーヒーが美味しくなければ意味がありません。豆の仕入れ先には、私が最高に美味しいと惚れ込んでいる「Days Coffee Roaster」を選びました。
しかし、そのロースターの豆をそのまま売るだけでは差別化になりません。「Your First COFFEEから買いたい!」と思ってもらえるような工夫やこだわり、そして本家ロースターとの明確な棲み分けについて語ります。
デザイン:初心者迷わせない「ビジュアル」の構築
パッケージや、同封するカード。お客様が手にした瞬間に「あ、なんか素敵だな」と感じてもらうための、ブランドの「お面(ビジュアル)」をどう作ったか。「コーヒー初心者」に迷わず買ってもらえるためのラインナップの組み方や、パッケージをみただけで味が想像できるようなデザインの工夫について裏側を明かします。
オンラインショップ:数あるプラットフォームから「STORES」を選んだ理由
実店舗を持たない私にとって、WEBサイトは唯一の「お店」です。BASEやSTORESなど複数ある販売用プラットフォームからどれを使うのか、もしくは自分でサイトをイチから作るのか。手数料、機能、そして決済の安全性などを徹底的に比較した上で、私が最終的に「STORES」を選んだ理由を語ります。
梱包と配送:「サイズ制限」の限界と、譲れないプリンター投資
ネットショップの隠れた難所が「送料」と「サイズ制限」です。ポスト投函できる厚みの限界に挑みながら、開封時のワクワク感を演出する梱包資材を選び抜きました。
ただ届けるだけでなく、自分が作ったデザインを完璧な発色と状態で届けたい。そのために『プリンターへの投資』という、一見地味ですが絶対に譲れなかった選択についても触れます。
撮影とSNS・広告:「味と香りの不在」を補うプロモーション
ネット販売の最大の弱点は、やはり「味と香りが事前に伝わらない」こと。それを補うため、私は60万円する本格的な一眼レフを使用して撮影に臨んでいます。 その動画素材を「Filmora」で編集し、Instagram、YouTube、TikTok、ブログなど複数のSNS運用に挑戦中です。それぞれのSNSの特徴や、実際にやってみて分かった運用の難しさについてリアルに語ります。
「準備」という名の修行を超えて
「手続き」がコーヒー屋の骨組みを作る作業だったとしたら、ここからの「実践」は、お店に血を通わせ、肉付けをしていく作業です。
どれも試行錯誤の連続で、やってみて初めて分かった「コーヒー屋の裏側のリアル」がたくさんありました。
次回からは、この5つの項目を一つずつ深掘りしていきます。まずは、ブランドの命である「豆の仕入れ」からスタートします。お楽しみに!



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