実店舗を持たない私にとって、WEBサイトは唯一の「お店」です。
どれだけ美味しい豆を仕入れ、どれだけ美しいパッケージやカードを作っても、お客様が安心してスムーズに購入できる「オンラインショップ」がなければ、商品は届けられません。
自社ブログに決済機能をつけるのか、外部のプラットフォームを使うのか。今回は、手数料、機能、そして「安全性の壁」を徹底的に比較した末に、私が「STORES(ストアーズ)」を選んだ理由をお話しします。
最初に検討した「手数料ゼロ」の誘惑と、セキュリティの壁
ネットショップを開設するにあたり、コスト削減の観点から最初に頭をよぎったのは「自分のブログ内に直接決済機能を組み込むこと」でした。
プラグインなどを活用してブログ上で直接販売できれば、プラットフォームに支払う決済手数料以外の無駄な費用をほぼゼロに抑えられます。「これが一番安くお客様に還元できるのでは?」と考え、少し勉強を進めてみました。
しかし、すぐに大きな「壁」にぶつかります。
それは、個人情報を扱うことのセキュリティリスク(情報漏洩リスク)です。
お客様の氏名、住所、そしてクレジットカード情報といった最重要データを個人レベルのサーバーで管理することは、セキュリティの観点から非常に重篤なトラブルに繋がりかねません。万が一にも情報漏洩などが起きれば、ブランドの信頼どころか取り返しのつかない事態になります。
「セキュリティ面での妥協は絶対にできない。購入してくださる方の安全を守るためにも、専門の決済システムを持つ信頼できる外部プラットフォームに任せるべきだ」
こうして、自社ブログでの直接販売は即座に断念し、実績のあるECプラットフォームを比較検討することにしました。
BASE vs STORES:1,200円のセットで見る手数料の差
外部プラットフォームを探す中で、最終候補に残ったのが王道の「BASE(ベイス)」と「STORES(ストアーズ)」でした。
最初は知名度の高いBASEを第一候補に考えていたのですが、徹底的に比較した結果、決め手となったのは「決済手数料の差」でした。機能の多さよりも、「コーヒーが苦手だけど挑戦してみたい」と思っている人の金銭的なハードルを、1円でも下げることを最優先したかったからです。
それぞれのフリープランにおける手数料の仕組みを具体的に見比べてみましょう。
○BASE(スタンダードプラン):決済手数料3.6%+40円 + サービス利用料3%
👉 実質手数料:注文金額の 6.6% + 40円 / 件
○STORES(フリープラン):決済手数料5.5% + サービス利用料0円
👉 実質手数料:注文金額の 5.5%
💻 具体的なシミュレーション
当店の看板商品「はじめてのディップコーヒー テイスティングセット(1,200円/送料・税込)」1個あたりの手数料で試算してみます。
BASEの場合:119円
STORESの場合:66円
1,200円という低価格な商品の場合、1件につき約53円もの差が生まれます。
「浮いた手数料」は、お客様のハードルを下げるために使う
この53円の差を「たかが数十円」と見るか、「大きな差」と見るか。
私は、このプラットフォーム手数料を極限まで抑えることで、「コーヒー嫌いを克服したい人が、ノーリスクで試せる1,200円」という価格設定を維持することを選びました。
もし高いプラットフォーム手数料を放置していれば、利益を確保するために販売価格を値上げせざるを得なくなります。
しかし、それでは「失敗したくない初心者」が最初の一歩を踏み出せなくなってしまう。
1,200円で、3種類のスペシャリティコーヒーと、失敗しないための診断カード、そして完璧な梱包がポストに届く。この体験のハードルを極限まで下げるために、私は機能の華やかさではなく「最も無駄なコストがかからないSTORES」という決断を下しました。
お客様に「安心」と「試しやすい価格」を
自社ブログでの直接決済をやめたのは、お客様の個人情報を完璧に守るため。
BASEではなくSTORESを選んだのは、浮いたコストでお客様の金銭的ハードルを下げるため。
私の選択基準は常に一つ、「コーヒー初心者の人が、不安なく、気持ちよく最初の一杯に出会えるかどうか」です。
こうして、セキュリティも価格も納得のいく、私にとって最高のWEBショップが完成しました。
(※私のSTORESショップへは、ブログ下部のURLからいつでも遊びに来てくださいね!)
無事に「お店」が建ちました。
次なる難所は、ネットショップを運営する誰もがぶつかる「4. 梱包と配送のリアル(厚み制限の壁と、譲れないプリンター投資)」です。お楽しみに!



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